ここ滋賀2Fレストランにて滋賀の“食”をお伝えするイベント「イチオシFood」。
世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」。
作者の紫式部は、滋賀・石山寺で執筆を始めたといわれています。
2024年1月からスタートした大河ドラマ「光る君へ」(NHK)の放送に伴って注目を集めている石山寺から老舗「日本料理 新月」の和田料理長と、紫式部が使った硯を復刻させた気鋭の製硯師・青栁貴史氏を迎え、お話とお料理で「源氏物語」の世界を堪能していただきます。
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第四回
紫式部が描く、平安時代を追体験
~石山硯(すずり)のお話と滋賀の幸の日本料理を味わう~
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紫式部が源氏物語の執筆に使ったとされる硯(すずり)が、滋賀の石山寺にあります。
濃い墨と薄い墨を使い分けることができ、墨をためるくぼみには牛と鯉(こい)が彫られています。
当時「鯉」は急流を登り、やがて龍になるとされ「出世魚」の意味があり、「牛」は古来より「五穀豊穣」などの意味があることがわかっています。
この硯から生まれた〈源氏物語〉に思いを馳せて、石山寺の老舗日本料理店の料理長が腕をふるいます。